中3-4(1).関数 \(y=ax^2\)

中3-4.関数\(y=ax^2\)

どうも、こんにちはDKです。

今回は中学3年生で習う「関数\(y=ax^2\)」についての基礎をやっていきますね。

関数っていうのは、中学1年生でも習ったかと思うんだけど、今回は「\(y=ax^2\)」についての

基礎を説明していきますね。

この関数\(y=ax^2\)では、平方根や、2次方程式を活用して解いていく事になるので

平方根や2次方程式がわかっていないって人は、それぞの基礎をブログの方でも

公開しているのでそっちを見てください。

まずは、「関数 \(y=ax^2\)」って何?ってことから見ていきますね。

[1] 関数 \(y=ax^2\)

中学1年生で習った関数ってどんなものだったかと言うと

関数

一緒に変わっていく2つの数量 \(x\)と\(y\)について

\(x\)の値が決まるとそれに対応して\(y\)がただ一つに決まるとき

これ\(y\)は\(x\)の関数であると言う

ってことだったね。式で表すと\(y=ax+b\)って言うのが関数ってことになるんだね。

じゃあ、次の場合について、関数かどうかって言うのを見ていってみよう。

ボールが斜面を転がった時間( \(x\)秒後 )とその進んだ距離( \(y\) \(m\) )を表で

表すと次のようになった。

この表から、\(x\)の値が決まると、それに対応した \(y\)の値が決まっていることが

わかるよね。なので、このボールが斜面を転がったときっていのは、関数になっている

ってことが言えるんだね。

そして、これを文字式で表してあげると。\(y=2x^2\)となっているってことなんだね。

この関数は、2次式になっていて、この2次式の関数をここでは

「関数 \(y=ax^2\)」と言われているんだね。「関数 \(y=ax^2\)」ってどういうものっていうと。。

ってことなんだね。式を見てもそのままなんだけどこれが「関数 \(y=ax^2\)」ってことだね。

この章では、この「関数 \(y=ax^2\)」について、いろいろと解説しいきますね。

[2] 関数\(y=ax^2\)のグラフ

関数っていうぐらいなのでまずは、グラフについて見ていこう。

まずは、\(y=x^2\)のグラフを書いていきますね。

とりあえず、この\(y=x^2\)を表にしていこう。

\(x\)を\(-4\)〜\(4\)までを表にしていくと。。

表にしてみると、わかると思うんだけど、この「関数 \(y=ax^2\)」では

\(y\)の値っていうのは、\(x\)の値がどうであっても、正の数になっているんだね。

ちなみに、この\(y\)の値が正の数になっているっていうのは、比例定数の\(a\)の値によって

変わってくるのでそこは注意しておこう。

(このあとに、比例定数\(a\)によるグラフの違いの解説を行いますね。)

次に\(y=x^2\)の表をもとにグラフを書いていきますね。

まずは、表をもとに各座標に点をうって、あとはこれを線でつなげてグラフを

完成させると。。

これが、\(y=x^2\)のグラフになりますね。

中学1年生で習った、関数とはまた違ったグラフになるんですね。

特徴としては、関数\(y=ax^2\)のグラフは曲線になっていて

これを放物線(ほうぶつせん)って言うんだね。それと、\(y\)軸を中心に左右対称に

なっているんだけど、この放物線の対称軸を放物線のっていう言い方をするんだね。

今回のグラフは放物線は上向きになっていて、これは\(y\)の値が正の数になっているんだけど

これって言うのは、比例定数の\(a\)の符号によって、向きが変わってくるんですね。

これは、\(y=2x^2\)と\(y=-2x^2\)で表とグラフを書いて比較していくと。。

まずは、\(y=2x^2\)の場合は、\(y\)は正の数になっていて

逆に、\(y=-2x^2\)の場合は、\(y\)は負の数になっていてこれをそれぞれグラフに

書き出していきますね。

まずは、\(y=2x^2\)のグラフは。。

\(y=-2x^2\)のグラフは。。

こんな風になって、比例定数\(a\)の符号によって関数\(y=ax^2\)のグラフの向きも

変わってくるってことなんですね。

\(a\)が正の符号の場合:グラフは上向き

\(a\)が負の符号の場合:グラフは下向き

なので、関数\(y=ax^2\)の比例定数\(a\)の符号を見てあげることで

グラフの向きっていうのが、簡単に判断できるってことなんだね。

[3] 関数\(y=ax^2\)の値の変化と変域

次は値の変化ってところを見ていきますね。

これは関数\(y=ax^2\)の\(x\)の値が変化したときに、\(y\)の値がどう変化するのかっていうのを

確認していこう。

関数\(y=ax^2\)の場合、比例定数\(a\)の符号によって変わってくるんだね。

[\(a>0\)のとき]

・\(x<0\)では、\(x\)の値がすると対応する\(y\)の値は減少する

・\(x=0\)では、\(y=0\)となり、\(y\)は最小値となる

・\(x>0\)では、\(x\)の値がすると対応する\(y\)の値も増加する

[\(a>0\)のとき]

・\(x<0\)では、\(x\)の値がすると対応する\(y\)の値は増加する

・\(x=0\)では、\(y=0\)となり、\(y\)は最大値となる

・\(x>0\)では、\(x\)の値がすると対応する\(y\)の値も減少する

こんな風に、比例定数\(a\)の符号によって、\(x\)の増加によって\(y\)は

増加したり、減少したりするんだね。

次は、関数\(y=ax^2\)の変域についてみていくね。

関数\(y=ax^2\)で\(x\)の変域に対応する\(y\)の変域をグラフにしてみるね。

例)関数\(y=2x^2\)で\(x\)の変域が\(-2≦x≦3\)のときの\(y\)の変域

まずは、\(-2≦x≦3\)から\(x=-2\)と\(x=3\)のときの\(y\)の値を求めてあげると

となって、これで\(y\)の変域は\(8≦y≦18\)と答えてしまいそうになるんだけど

この、関数\(y=2x^2\)の変域は一次関数と少し違っていて、関数\(y=2x^2\)をグラフに書くと

となるんだけど、今回のグラフは変域があるのでグラフはまだ、点線で書いているんだけど、ここに、変域の値をグラフに書き込むと。。

ここから\(y\)の変域を見ていくと、最小値っていうのは、\(8\)ではなくて

グラフから、\(0\)であることがわかるよね。そして、最大値はっていうと

\(x=3\)のときの\(y\)の値ってことになるので、\(18\)となって

\(y\)の変域は\(0≦y≦18\)ってことになりますね。なので

関数\(y=ax^2\)の\(y\)の変域は、\(x\)の変域が\(y\)軸をまたいでいるとき

\(a>0\)のとき、\(y=0\)が最小値となり

\(a<0\)のとき、\(y=0\)が最大値となる

こう言った特徴があるので、変域をもとめるさいには、注意が必要だね。

[4] 関数\(y=ax^2\)の変化の割合

一次関数\(y=ax+b\)の場合の変化の割合を思い出してみよう。

例えば、1次関数 \(y=2x-3\)で\(x\)が\(-2\)から\(2\)に移動したときの

変化の割合は\(2\)となって

これは、比例定数と同じになるんだね。

ようするに、一次関数の場合は、\(x\)の増加量がいくつであっても

\(y=2x-3\)の変化の割合\(2\)になるってことなんだね。

これが一次関数ってことでしたよね。

それじゃあ、関数\(y=ax^2\)の場合、どうなるかを見て行ってみよう。

例は\(y=2x^2\)として、表を作ってみて\(x\)の増加量と\(y\)の増加量を確認して行ってみるね。

関数\(y=ax^2\)の場合は、このようになって、これっていうのが

関数\(y=ax^2\)は、変化の割合は一定ではない

ってことになるんだね。

[5] 関数\(y=ax^2\)の式の求め方

この関数\(y=ax^2\)の式を求めようと思うと、比例定数の\(a\)の値を

求められたら、いいってことになりますね。

例) \(y\)は\(x\)の2乗に比例して、\(x=-2\)のとき\(y=12\)である。

  このとき、\(y\)を\(x\)の式で表しなさい。

ここで、『\(y\)は\(x\)の2乗に比例』するってことなので、この関数は

\(y=ax^2\)ってことが言えるんだね。そして『\(x=-2\)のとき\(y=12\)』って

ことなので、\(y=ax^2\)に\(x=-2\)と\(y=12\)を代入してあげて

\(12=a×(-2)^2\)

\(12=4a\)

\(a=3\)

となるので、この例題の答えは、「\(y=3x^2\)」ってことになりますね。

グラフから式をもとめる場合は次のことが言えるんだね。

頂点を原点とする放物線の式は、\(y=ax^2\)で表されるため

\(a\)の値を求めれば式を求めることができる

関数\(y=ax^2\)の式を求めるのは、\(x\)と\(y\)の値がわからないと\(a\)の値を

求めることがむずかしいんだけど、逆に、\(x\)と\(y\)の値がわかってしまえば

簡単に\(a\)の値を求めることはできるんだね。

今回は、ここまでになります。

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では、また、さようなら。

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